2022年、ア・リーグ東地区最下位に沈んだレッドソックス。FAになった主な選手は、イオバルディ・マイケルワカ・リッチヒルの先発投手にJDマルティネス。最後にオプトアウトを行使してFAになったボガーツ。2023年のシーズンに向けて各球団の動きが活発になっています。現時点で、レッドソックスが獲得した選手は以下の通りです。(2022年12月13日時点)
ジョエリー・ロドリゲス
11月23日、メッツからFAしていたジョエリー・ロドリゲス投手と200万ドル+オプションにて1年契約に合意しました。今シーズンは55試合登板で2勝4敗9ホールド、防御率は4.47の成績です。防御率が良くありませんが、2018年と2019年には中日ドラゴンズで中継ぎで大活躍したので中継ぎ陣の救世主的な存在になって欲しいですね。
The #RedSox today signed LHP Joely Rodríguez to a one-year contract for the 2023 season, with a club option for 2024. pic.twitter.com/LdYgv3BAU2
— Red Sox (@RedSox) November 23, 2022
吉田正尚
オリックスからポスティングシステムで大リーグ移籍を目指していた吉田正尚選手が30球団への公示した翌日である12月7日(日本時間8日)に、レッドソックスと5年9,000万ドル(約126億円)で契約合意しました。譲渡金は1537万5000ドル(約21億円)と報道されています。
公示翌日というスピード契約もさることながら日本人野手の歴代最高額での契約には内外から驚きの声が上がりました。事前予想では3,500万ドル~5,000万ドルが予想されていましたが本当にビックリしました。
代理人のスコット・ボラスは取材に応じ、「今回のオファーは新幹線のスピードだった。通常の2倍から3倍のスピードで進んだことは間違いない」と発言しましたが投資額に対しどこまでの結果が出せるか!
今シーズンのレッドソックスはキケが怪我や不振ということもあり1番打者の平均出塁率が2割9分5厘で30球団中27位だったことから、吉田選手を1番で起用するも考えているようです。確かに吉田選手は2019年・2020年と連続でパリーグ首位打者となり、7年間の通算出塁率は421と高い出塁率を記録。しかも広角に打ち分けられます。今シーズンも三振が少なく(今シーズンは41個)、四球は80個を記録しており、狭いフェンウェイパークでも十分に活躍できると踏んでブルームGMが決断したそうです。
ただ、これまでの数字を見ると、1シーズンでホームランを30本以上打ったことはなく、二塁打はそこそこですが長打率は2021年の563が最高なので、長距離打者ではなく中距離打者タイプですね。長距離打者タイプではないので、過大評価しすぎの感はありますがどうでしょうか・・・。
【 #レッドソックス 】オリックスバファローズからメジャー移籍を表明していた #吉田正尚 外野手が5年契約で入団することがMLB公式サイトで報じられました 👊 ボストンから前人未到の境地を目指します!!#日本人選手情報https://t.co/WRSKU9KYv6 pic.twitter.com/6mzMjFFG6P
— MLB Japan (@MLBJapan) December 8, 2022
これで、レッドソックスの2023年の外野陣はレフトが吉田選手、センターはキケ、ライトはバデューゴのようです。
クリス・マーティン
12月2日、ドジャースからFAとなっていたクリス・マーティンと2年総額で1,750万ドル(約23億8,000万円)の契約で合意しました。後日のフィジカルチェックも無事クリアし正式に契約。2016年と2017年には日本ハムに所属し2年間通算92試合に登板し22セーブ、48ホールド、防御率1・17を記録。その後はメジャーリーグに復帰していました。2022年度はカブスで34試合、ドジャースで26試合、合計60試合に登板し、4勝1敗9ホールド2セーブで防御率は3.05。特にドジャースに移籍した後は防御率1.46と安定していました。クリス・マーティンは2011年にレッドソックスのマイナー契約して以来のレッドソックス復帰ですが、鶴の恩返しみたいな大活躍をして欲しいですね。
The #RedSox today signed RHP Chris Martin to a two-year contract through the 2024 season. pic.twitter.com/1CizgRykLA
— Red Sox (@RedSox) December 8, 2022
ケンリ―・ジャンセン
12月8日のMLB公式サイトによると、ブレーブスからFAになっていたジャンセン投手と2年3,200万ドル(約44億8,000万円)で契約合意したようです。最終的にはメディカルチェックをクリアすれば正式合意になると思われます。
ジャンセンは2010年にドジャースでメジャーデビューして以降、2021年までドジャースで抑え投手として大活躍。今年はブレーブスでプレーし、65試合に登板。5勝2敗41セーブ、防御率3.38を記録し2度目の最多セーブを獲得しています。さすがにドジャースでの防御率1点台だった全盛期に比べると力は落ちていますが、実績は十分(通算成績:766試合の登板で42勝28敗391セーブ、防御率2・46)なので、9回の守護神としての活躍を期待したいと思います。
【 #レッドソックス 】待望の守護神確保へ!!今季はブレーブスで41Sを記録したケンリー・ジャンセン投手(35)が2年契約で入団することが分かりました🤝
— MLB Japan (@MLBJapan) December 8, 2022
来季は #吉田正尚 がもたらした決勝点を守り切るマウンドが見られるかもしれませんね👀#移籍情報https://t.co/3ZCfTeVhTH pic.twitter.com/bSgMX6TKeq
あとは、先発投手の補強が必須です。現時点では先発ローテーション投手としては、ピベッタと復活すればセール。仮に、ウィットロックを先発にしたとしても、まだ先発が足りません。先発投手の補強のためにトレードはしないのか。また、捕手もどうするのか?
ボガーツは結局、レッドソックスとの契約延長はせずパドレスに移籍することが決まりました。レッドソックスファンとしては悲しいです。ボガーツの代わりに強打のショートが欲しいですが、最悪ストーリーをショートに戻すことも視野に入れながらの対応になると思います。
↓『ボガーツありがとう』レッドソックスの公式Twitterより
Thank you for every moment, Xander. pic.twitter.com/JIIQpGfSZT
— Red Sox (@RedSox) December 9, 2022
また、主軸のデバースとの契約が2023年のシーズンオフで切れFAになりますので、出来ればその前に契約延長したいですが、どうも交渉は上手くいっていないようですね。もしデバースまで流出する事態になれば一大事です。本当に✖だけは止めて欲しいです!これは全てのレッドソックスファンの願いです!
The Red Sox have backed themselves into a corner. They NEED TO offer Rafael Devers a contract north of $350 million dollars. They only have one other choice: Trade him.
— Red Sox L.A. (@RedSoxLA) December 10, 2022
Will Chaim be the mouthpiece that traded Mookie, lost Xander AND Raffy? If he isn’t hated already, he will be. pic.twitter.com/KR8uxsFKwD
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