夫婦で共働きをしていると専業主婦(専業主夫)のご家庭よりは、当たり前のことですが、家にいる時間は圧倒的に少なくなります。家にいる時間が少ないということは、必然的に共働き世帯の方が子供と一緒にいる時間が圧倒的に少ないことになります。
我が家にも二人の娘がいますが、日々、仕事や家事などに追われ、どうしても子供と一緒にいる時間がかなり限られますし、特に平日には、自宅に帰宅後、夕食の準備や片付け、洗濯などの家事に時間を取られ、子供に使える労力にはかなり制限があります。
共働き世帯にとって、時間と労力が限られる中、子供と上手く付き合うにはどうすれば良いのでしょうか? 10年以上の共働き・子育てしてきた経験を踏まえ、子供と上手く付き合う方法について考えていきたいと思います。
共働きの現実
最近は、在宅勤務なども一部に広がっていますが、共働きの場合、基本的には、日中は会社に通勤していますよね。子供が未就学児(0歳から6歳の小学校入学前までの子供)の場合には、保育園の送り迎えにも時間とエレルギーが取られます。例えば、会社の就労時間が午前9時~午後17時の場合には、会社での就労時間が8時間ですが残業しなければいけない時もありますし、会社への通勤時間もありますので、時短勤務をしていなければ、一般的に考えて平日は少なくとも1日10時間~12時間くらいは『仕事の時間』として時間が拘束されることになると思います。
一般的に、自宅に帰宅するのが午後の18時から19時くらいだとすると、帰宅してから就寝までの時間は、せいぜい4~5時間くらいです。帰宅後、夕食の準備や夕食を食べて一息ついたのも束の間・・・夕食後には食事の後片付けや洗濯などの家事などをやっていると気がついたらもう夜の9時過ぎているなんてことも珍しくありません。
共働き世帯が帰宅後にすることを列挙してみると・・・。
⇒夕食の準備をしたり・・・。
⇒束の間の夕食タイム!
⇒夕食後は、食器や鍋などの後片付け! 食洗器があればまだ時短になりますが・・・。
⇒洗濯物を洗濯機で回す。洗濯した物を畳む。洗濯乾燥機であれば、まだ時短が可能ですが、通常の洗濯のみの洗濯機であれば、全ての洗濯を干さなければなりません。かなりの重労働になります!
アイロンをかけるものかなり大変ですよね・・・(苦笑)
子供が小さい場合、お風呂に入るのもパパママと一緒じゃないとダメなケースも多いですよね。
子供に勉強を教えてあげることもあると思います。
日中は保育園や小学校で過ごしたのですから、1日の出来事をパパママに聞いて欲しいことがいっぱいあると思います!
本を読んで欲しいとお願いされる時もありますよね!
急にパパやママに甘えたい時もあるはずです。
子供がまだ未就学児や小学生の低学年だとパパママの添い寝『寝かしつけ』が必要ですよね!
お子さんが小さいと毎日のお風呂タイムはパパかママと一緒でしょうし、勉強(宿題)で分からないところがあれば教えることもあるでしょう。また、子供が二人以上だとママやパパに子供達が集まりいろんなお話を聞いてあげることもありますよね。しかも、子供の寝かしつけなどもしていると、あれあれ!自分の事はほとんど何もしていないのに夜10時すぎちゃったなんていう日もありますよね。
親は毎日、肉体的にも精神的にもかなりギリギリの状態で回している場合も多いですし、子供は子供で保育園や小学校で我慢してきたのにパパやママが構ってくれない、話をちゃんときいてくれないなど不満が溜まったり愛情が満ち足りないと感じると、親子関係に齟齬が生じかねないですよね。
次ページでは、パパママの立場、そして子供の立場から親子関係が上手くいかなくなる原因や理由について考えてみたいと思います。
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